ウェールズの聖ダビデ (P 001) ポストカード

聖デイビッド（ウェールズ語: Dewi Sant、542年頃 - 601年頃）は、6世紀にウェールズのマイニウ（Mynyw）の大司教であった。ウェールズの王族の出身で、修道士となり、教師および説教師として知られるようになった。 ブレフィの公会議（Synod of Brefi）で演説に招かれた際、彼はペラギウス主義（Pelagianism）に対し熱弁し、その結果、（当時は小さな修道院の院長に過ぎなかったにもかかわらず）満場一致で大司教に選出された。ペラギウス主義は、原罪を否定し、人間は神の恵みがなくても自分自身で道徳的に善い行いができる、と主張する異端である。デイビッドはイギリスおよびブルターニュ（フランス西部沿岸地方）に多くの修道院を設立し、エジプトの沙漠の父たちの慣習を一部取り入れた厳格な修道規則を設けた。 伝説によると、彼は聖地を訪れ、エルサレムの総主教によって大司教であることが確認されたという。 現在、マイニウはウェールズのセントデイビッド（St. David's）と呼ばれており、最も有名な司教であり、愛される聖人の名にちなむものである。聖デイビッドの祭日（3月1日）は、公式のイギリスの国民の祝日ではないものの、ウェールズ全土で、ネギまたは水仙を身に着け、聖デイビッドの旗を掲げ、伝統的なウェールズ料理を食べ、学校のコンサートを行い、市内のパレードを行うことで祝われている。 ここで、聖デイビッドは、司教の衣服を着て、クロシエ（司教が持つ杖）を手に持ち、彼の主な属性である聖霊（鳩の姿で表現されている）を伴っている。大司教への聖霊の降臨は、聖デイビッドの教えおよび説教する権威の象徴である。聖デイビッドが立つ小さな丘も、実は彼の図像学の要素である。 伝統によると、聖デイビッドがブレフィの公会議で人々に向かって話し始めたところ、傍観者が「聞こえないぞ」と叫んだところ、地面が盛り上がって小さな丘となり、聖デイビッドの演説を聞くことができるようになったという。これは彼の最も有名な奇跡である。 聖デイビッドは、ウェールズ、鳩、ヴィーガンおよびベジタリアンの守護聖人である。 祭日：3月1日