ファンタステス：妖精の宮殿コースターズ コースター

円い銀色の月が私の上空に浮かんでいた。私は静かに、そしてひっそりと月明かりの道を歩いていた。大きな青い洞窟の床には、同じく蒼く光る月がこちらを見上げていた。巨大な森の木々が私の周りに聳えていた。まるで銀の蛇のように、偉大な川がその中をくねくねと蛇行していた。眠れる森は、漠然とした大きさで私を囲み、水は静かに流れており、そして何よりも、あの魔性の月が、すべてのものを、彼女の蒼い瞳で、魅惑の眠りの中に投げ入れていた。それは私の魂に深く沈み込んで、私は夢の中で死んだような気分になり、二度と目覚めることはないだろうと感じた。川の流れは私の小さな舟を、優しく、川の曲がり目を回り込むように運んでいた。そして、なんと、広い芝生の上に、川の縁から緩やかな緑の傾斜を成して、樹木があらゆる方向から後退する、はっきりとした高台がそびえ立っていた。そこに、月光の中で幽霊のように輝く、堂々たる宮殿が建っていた。それは、まるで白い大理石で出来ているかのように見えた。